今更聞けない?クイックレビュー|ニードル

今更聞けない?クイックレビュー|ニードル

プロとして活動されている方が詳しいのは勿論だとは思いますが、タトゥーに興味を持ち始めたばかりの人や、これから始めてみようと思っている場合は、タトゥーマシンからニードル・カートリッジについての性能・機能を正確に知っている必要があります。とりわけタトゥーニードルは、消耗品で他の道具よりも頻繁に触れる回数が多いでしょう。今回は、タトゥーニードルの形状、それぞれの特徴をレビューしていきます。

ラウンドニードル

ラウンドタイプはその名の通り、丸いパターンで中央のシャフトの周りにはんだ付けされています。ライナーとシェーダーの違いは、これらのドットの配置の近さによって変わります。ライナーはぎっしりと詰まっているので、技術的な作業や小さな線、細かい部分に最適です。

少し緩めのラウンドライナーも稀にあり、これは主に、和彫りのような太く大胆なアウトラインを描くときに使用します。ラウンドシェイダーは万能で、塗りつぶしと基本的なシェーディングに最適です。RL針やRSと記載がある場合は、それぞれラウンドライナーまたはラウンドシェーダーであることを指します。一般的には、RL/RSの前に数字が書かれており、(例:5RL. 5RS) これは5本の針が円形に配置されていることを意味します。

初心者の方は、3、5、7、9のラウンドシェーダーを中心に、シェーディングや細かい部分の塗りつぶしを行うとよいでしょう。

フラットニードル

フラットタイプのニードルは針が一直線にまっすぐ配置されているものを指します。このタイプは、形状の特性からインクを多く皮膚に取り込むむため、ライニングに適しています。そのため、一回のストロークでより鮮明で濃いラインを描くことができます。これらは「FL」または稀に、「FS」と表記されます。ラウンドタイプと同様に、「FL」の前に針の本数が記載されており、「3FL」「7FL」のように表記されることが一般的です。

フラットタイプが有効な時はいつ?

前述したように、この針の形状はより多くのインクを一度に肌に運ぶことが出来る為、主にライニングに使用されます。一筆書きのように濃く、くっきりとした線が描けます。また、1回のストロークでより多くのインクをすばやく供給できるため、塗りつぶしやシェーディングに使用されることが多く、幾何学模様や曼荼羅などの複雑なシェーディングに適しています。

マグナムニードル

マグナムタイプのニードルもまた、シェーディングの作業に使用されます。一般的にラウンドシェイダーで見られるテーパーと同じかそれよりも長いテーパーを持っています。面積の大きいカラーリングに適しており、刺入の回数を少なくできる為、肌への負担を軽減することが出来ます。また、マグナムタイプにはいくつかのバリエーションがあります。ニードルのエッジ部分が丸みを帯びている形状のものをSEM(ソフトエッジマグナム)と呼びます。

※ニードルの形状をまとめた表はコチラから

マグナムの種類

名称 : 使われるシーン

マグナムシェーダー: ブラック&グレー、シェーディングとカラーパッキング、リアリズム、伝統スタイル、ネオトラディショナル、トライバル。

カーブマグナムシェーダー: ブラック&グレー、リアリズム、トラディショナルとネオトラディショナル、トライバル。

ダブルスタックマグナム: ブラック&グレー、シェーディングとカラーパッキング、リアリズム、サモア

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参照

この記事はこのページを和訳・再編したものです