今注目のホワイトタトゥーとは?

今、若者の間で流行りつつある、新しいタトゥーのスタイルが、ホワイトタトゥーと呼ばれるものです。これらは、従来のダークを基調とした色使いからかけ離れた、とてもユニークな仕上がりになります。白をメインとしたタトゥーは、とても繊細な見た目になりますが、それと同時に、入れた後の手入れなどは、従来のものよりもかなり気を配りケアをしなければいけないでしょう。今回はそんなホワイトタトゥーについて迫ります。

ホワイトタトゥーとはなに?

従来のタトゥーは、黒いアウトラインで描かれ、複数の色や黒のグラデーションで陰影をつけるのが一般的でしたが、ホワイトインクタトゥーは全体が白で描かれています。単調な色になりますが、白というカラーの特性上、かなり繊細な印象を与えます。よって、シェーディングよりもラインワークで最もうまくいく傾向があるようです。

ホワイトカラーは正確に施術することが難しく、練習を重ねた経験豊富なアーティストでなければ難しい施術です。思ったよりも目に見えずらく、徐々にラインがずれてしまうなんてこともあるようです。

デザインの繊細さから、女性が入れる傾向が多いのが特徴です。

皮膚が盛り上がる?

多くの白インクのタトゥーをよく見てみると、いつも皮膚が少し盛り上がっているように見えます。実は、ほとんどのタトゥーは、通常わずかに皮膚が盛り上がっており、これは、タトゥーによって瘢痕組織の薄い層が形成され、それが他の人よりも顕著に見えることから起こるそうです。白インクの場合は、タトゥー上の形状に瘢痕組織を残すことでより顕著にみせることが可能になります。自分の皮膚を浮かび上がらせて楽しむ人もいれば、単純にホワイトインクの欠点と捉える人もいるそうです。

ホワイトカラーはどのくらい持つ?

ホワイトカラーは、他の色に比べて色褪せるのが早いです。これは、他よりも顔料の含有率が低く、軽いため、早く色褪せが始まります。これを防ぐ為には、普段のタトゥーよりもケアが必要で、ケアのルーティーンを遵守しつつ、タトゥーが治った後も、保湿や日焼け止めを使用し、直射日光・紫外線からできる限り避けるようにしましょう。これらは、ホワイトカラーに限らず、施術後のケアとして大切なことです。

暗闇で目立つ?

ホワイトカラーと言われると、暗闇で目立つものだと思う人もいるかと思いますが、これはよくある誤解です。暗闇で目立つ・光らせる為には、UVインクという特殊な塗料を含んだインクが必要になります。ブラックライトの下で光らせたいのであれば、このUVインクをホワイトカラーに混ぜる必要があります。しかし、UVインクを使ったタトゥーアートの研究はほとんど行われていません。そのため、UVインクに反応する可能性が高くなります。肌が弱い人は特に注意が必要です。

ホワイトインクにするのかしないのか?

白インクのタトゥーには多くの潜在的な欠点がありますが、腕のあるタトゥーアーティストから、滞りなく施術された場合は、ホワイトタトゥーは素晴らしい仕上がりになる可能性を秘めています。周りと違う、個性を出したいなどユニークなスタイルを求めている方は、ホワイトタトゥーという選択肢があることを覚えておくと良いでしょう!

参照

この記事はこのページを和訳・再編したものです