タトゥーの施術に欠かせないアイテムのひとつ「ステンシルプライマー」、種類が豊富で迷ってしまうアーティストの方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、数あるステンシルプライマーの中から、弊社が自信をもっておすすめする3種類を厳選し、それぞれの特徴や使い心地、メリット・デメリットを徹底比較してご紹介します。
どんな方でもご自身に合ったプライマー選びの参考になるよう、分かりやすく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
ピックアップ3選
ELECTRUM ゴールドステンシルプライマー 240ml
ELECTRUM ゴールドステンシルプライマーは、プロのアーティストから初心者まで幅広く愛用されているステンシル転写液です。
ローションタイプで伸びがよく、転写精度がとても高いことが特徴です。そのため、ステンシルのデザインがしっかりと肌に固定され、繊細なラインもくっきりと再現されます。
無香料なので、香りが苦手な方や敏感肌の方にも安心してお使いいただけます。
カーボンステンシルだけでなく、手書きのシャープなアウトラインにも対応しているため、自由度の高いデザイン表現が可能です。
さらに、アメリカ製という高品質な仕上がりも魅力の一つです。
Anchored ステンシルソリューション 240ml
Anchored ステンシルソリューションは、タトゥー業界で名高いアーティスト、ニッコー・ハータドが開発したこだわりのステンシル転写液です。
これまでの経験とテストの積み重ねで生まれたこのステンシルソリューションは、デザインを細部までクリアに転写し、くっきりとしたラインを肌に残します。
施術中も薄れず、長時間しっかりと持続するので、繊細なデザインを正確に再現できるのが魅力です。
使用感はELECTRUM ゴールドステンシルプライマーと非常によく似ています。
Hornet Honey ステンシル 250 ml
FLAG Tattoo Supply注目の新作、Hornet Honeyステンシルです!
これまでのステンシルプライマーとは一味違う、固めのテクスチャーが特徴です。この固さが絶妙で、デザインをしっかりと濃く、クリアに肌に転写してくれるのがポイントです。
通常のステンシルだと施術が長くなるにつれて少し薄れてきたりすることもありますが、Hornet Honeyはどんなに長時間でも、デザインがしっかりと肌に固定されるので、アーティストにとってとても心強い味方です。
従来とは違う安定感で、作品をさらに引き立ててくれること間違いなしです。
検証
テクスチャー
テクスチャーが分かりやすいように多めにのせてみました。
Hornet Honeyステンシルは、こってりとした固めの質感。他の2つは、サラッと水っぽいテクスチャーでよく伸びました。
転写直後
※ELECTRUM ゴールドステンシルプライマー・Anchored ステンシルソリューションは2回ティッシュオフ
濃さでは、Hornet HoneyステンシルとELECTRUM ゴールドステンシルプライマーが特に目立ちました。
ELECTRUM ゴールドステンシルプライマーやAnchored ステンシルソリューションは、途付量が多いと滲むので、しっかりと伸ばして薄めに使うのがおすすめです。
転写15分後
15分待ってから、キッチンペーパーで転写部分を軽く押さえてみました。
薄付けにした分、Anchored ステンシルソリューションとELECTRUM ゴールドステンシルプライマーは乾きが早く、特にAnchored ステンシルソリューションは圧倒的な速乾性を感じました。
耐久性
ムラサキソープを薄めた水をキッチンペーパーに染み込ませ、20回ほど擦ってみました。
摩擦に最も強かったのはHornet Honeyステンシルでした。
検証後、転写を落とそうとゴシゴシ擦ってみたのですが、最後まで鮮やかな高発色をキープし、スタッフ泣かせのしぶとさを発揮してくれました。
比較表&まとめ
今回の検証はいかがでしたか?
「広範囲を一気に、しっかりと濃い転写を!」という方にはELECTRUM ゴールドステンシルプライマーを。「効率を最優先したい!」という方にはAnchored ステンシルソリューションを。そして、「コスパがかかっても、施術中に転写が消えるのは避けたい!」という方にはHornet Honeyステンシルをおすすめします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!また次回の検証をお楽しみに!
Writer: タトゥー好きスタッフM