優れたタトゥーアーティストになるために、見習いアーティストが心得るべき”3つのステップ”

優れたタトゥーアーティストになるために、見習いアーティストが心得るべき”3つのステップ”

タトゥーという専門性が必要なアーティストになるには、プロアーティストの見習いになるという選択肢があります。今では、1対1で教えてくれるタトゥースクールも数多く存在し、中にはオンラインで講義を受講できるものまであるようです。プロアーティストになるには、基本的には見習いを経て独立していく人が多いのではないでしょうか?今回は、見習いの時期から心得ておくと良い要素が3点ありますので、紹介していきます。

自分の作品を自己分析してみる

一番初めに紹介するものが一番難しいことかもしれません。自分が描いた作品を、客観的に評価してみる。自分の強みは何なのか?どのようなアートスキルを持っているのか?自分の特徴は?水彩画が得意なのか、色鉛筆が素晴らしいのか、それとも陰影のある線描画が得意なのか…などなど。デザインのスタイルから色使い、使用する道具等、何が自分に適していて何が弱いのかを洗い出していきましょう。

そして、ある領域が他の領域より明らかに弱いのであれば、それを除外することを検討しましょう。どんなに良い作品に仕上がったとしても、一つ残念な部分が見受けられると、より際立って悪い部分に焦点が当てられてしまうからです。

自分の技術で作成可能なデザインを見極める

紙の上ではよくても、肌の上では必ずしも綺麗に描けるとは限りません。一般的に、大胆で面積の大きなデザインは、複雑で小さなデザインよりも、皮膚上では、年を重ねるごとにより良く映っていきます。伝統的なスタイルのタトゥーが、時代を超えて人気が続いている理由のうちの一つでしょうか。

紙の上で平らに描かれた絵は、体の曲線に描く際は調整が必要です。また人の体形や皮膚の状態も様々です。日本の伝統スタイルなんかは、この技術が特に必要とされ、体全体を使った作品などを想像して頂くとわかりやすいかと思います。自分が手足を包み込むような技法が得意なのであれば、手先まで描くスリーブなどを、どんどん練習していきましょう。

魅力的な作品集を作り、アピールする

見習い期間はタトゥーアーティストになるための勉強なので、あなたの作品が完璧であることは誰も期待しません。しかし、上手ではないながらも、努力が垣間見えるような作品集を見てもらうことは大切です。総合的にみればあまり上手くないタトゥーイングだとしても、その中でも秀でている部分や強みを、指導者は見ているでしょうし、見たいことでしょう。先述したように、自己分析し、自分の得意なスタイルを見つけられているのであれば、それを反映し、その部分の成長が見えるような作品を見てもらいましょう。フィードバックを貰いながら、自分のスタイルを確立していけると、見習いアーティストとして良い期間を過ごせるのではないでしょうか?

まとめ

上記の中に正解があるわけではありませんし、どうすればアーティストとして成功するかなんて確立されたものがあるわけでもありません。しかし、いくら失敗しても良く、上手な人からスキルを磨ける環境が整っている期間はそうそうありません。自分のキャリアの為に、この期間をどういう心意気で過ごすかで、未来は大きく変わっていくのではないでしょうか?

参照

本記事はこのページを和訳・再編したものです。