どのカラーが一番長持ちする?

どのカラーが一番長持ちする?

人は様々な表現方法を持っています。ある人はステージで音楽や演劇を披露し、ある人は自分の思いを形にするモノづくり、ある人はキャンバスや壁画にアートを創造します。一方でアートを常に持ち歩くことができる表現法もあります。それがタトゥーです。自分の信念であったり、あまり見られたくない人も中にはいるでしょう。逆も然りで、タトゥーをアートと捉えている人にとっては、人目に付くことが嬉しい、もしくは自分が彫ったデザインを見てもらいたい人も等しくいるのではないでしょうか?

もしあなたが初めてタトゥーを入れるのであれば、どんな色やデザインを選べばいいのかを決めるのは、かなり悩むでしょう。ここでは、どのようなタトゥーの色やデザインを考慮すべきかのガイドを示します。また、インクの適切なタトゥーケアについても説明します。

インクの色を選ぶ際のポイント

タトゥーは恒久的なものであり、入れたことを後悔したり、レーザー除去のためにお金を使ったりすることは避けたいものです。流行の色や自分の好きな色のタトゥーを入れることを決める前に、まずこれらのいくつかの検討事項を見ておくとよいでしょう

肌の色・顔色

自分の肌の色や状態を考慮する。色白なのか色黒なのか、日焼けしやすいのかなど。白い肌の人は、ライトな色がより見栄えが良くなります。比較的濃いめ(薄くはない)肌の人は赤、オレンジ、緑、青などの原色が良く映るでしょう。いわゆる色黒の人は、ダークブルー、クリムゾン、ブラックなどの暗い色のインクがマッチすると言われています。

アンダートーン

タトゥーインクは真皮の中に注入され、アンダートーンはタトゥーインクのすぐ上に位置していて、タトゥーの色の見え方を左右する “フィルター “のような役割を果たします。アンダートーンには、ウォーム、ニュートラル、クールの3種類があります。暖色系のアンダートーンは通常、黄色、桃色、金色で、緑色の血管が特徴で、濃い青、緑、紫、赤、黒を引き立てます。一方、クールアンダートーンは、通常、青みがかった、赤みがかった、またはピンクがかった顔色で、青または紫色の色脈が特徴的です。赤、黒、白、紫、オレンジなどの色とよく合います。最後に、ニュートラルアンダートーンは、静脈の色がはっきりせず、顔色にムラがないのが特徴です。どんなタトゥーの色もニュートラルなアンダートーンに合わせることができます。

そばかす

肌の色が明るい人は、そばかすができやすく、肌が弱い人が多いようです。白やパステルカラーなどのインクの色は、そばかすのある肌にはうまく映えません。皮膚科医やタトゥーアーティストに相談し、そばかすにタトゥーを入れても良いかどうかを判断してもらいましょう。

一番長持ちするカラーは?

以下は、タトゥーの色について、最も長持ちする色から最も早く色あせる色までランク付けした簡単なガイドです。

・黒とグレー: 黒とグレーのインクは、最も濃度が高いため、最も色あせしにくい色です。これらはどんな肌色にも合い、特に日焼けした肌や黒い肌には最適です。適切なアフターケアをすれば、リタッチするまでに10年以上もちます。


ダークブルー:ブラックインクと同様に、ダークブルーのタトゥーカラーは、色黒い肌に適しています。それらは長持ちする顔料を持っており、また10年近くまで持続することが可能です。


赤、オレンジ、黄色、紫:これらのインクの色は、明るい肌の上ではより速く消失し、敏感な肌やそばかすのある肌だとさらに短くなります。一般的に、リタッチを必要とするまでに約8年以上持続します。

パステルカラーと白:これらはインクの中で最も明るい色であり、したがって、すべての色の中で最も速くフェードアウトします。一般的に5~8年程度で色褪せが始まります。また、パステルカラーや白のインクの色は、正しく流入されないと傷跡のように見えることがあります。

UVタトゥー:これは紫外線によって蛍光色に見えるというものです。近年流行し始めているものですが、他の色ほど長く持たないことが短所となります。期間の目安は、3年~5年程でしょうか。暗闇で光るというユニークなカラーですが、持続期間は決して長くないようです。

タトゥーを入れる前の本質的な疑問は、”リアルな感じのタトゥーにするべきか、それとももっと象徴的なものにするべきか “ということです。もちろ人の好みによりますが、大まかなスタイルは以下の通りです。

リアリズム:しばしば人、動物、または任意の現実のイメージの写真のタトゥーで適用されます。これらは、大胆で非常に表現力豊かに仕上がることが多いです。代表的なものとしては、バラ、ライオン、オオカミ、蝶、マーベルのキャラクターなどです。しかし、これらのデザインを同一のイメージで表現するためには、タトゥーアーティストにとっても高い技術が必要なため、アーティストをしっかり吟味することが賢明でしょう。

シンボリズム:これは比較的小さく、何かを象徴するようなデザインや文字を指します。代表的なものは、インフィニティシンボル、星座、ローマ数字で書かれた生年月日などです。これらは、より繊細でミニマルな外観で、通常、深い意味が込められています。

参照

本記事はこのページを和訳・再編したものです。